こんにちは、和心村です。
最近、村内を歩いていると、ある光景をよく目にします。それは、都会からやってきた若い人たちが、おしゃれなバックパックを置いて竹籠を背負い、里山の道をゆっくりと歩いている姿です。
おかげさまで、私たちが提案している『学生限定プラン』は、2月に89%、そしてこの3月には98%という、私たちの想像を超えるほど多くの皆さまにご予約をいただいています。
なぜ今、便利で煌びやかな都会を離れ、あえてこの「地味」な里山が選ばれているのでしょうか?日々、ゲストの皆さまと接する中で見えてきた、新しい旅の形についてお話ししたいと思います。

■ 2月89%、3月98%。数字以上に私たちが驚いたこと。
おかげさまで、2月の稼働率は89%、そして卒業旅行シーズンの3月は98%(3月6日時点)という、ほぼ満室の状態を記録しています。
多くの学生さんや若い皆さまに選んでいただけたことはもちろん嬉しいのですが、私たちが何より驚き、そして感動しているのは、皆さんの「過ごし方」です。
以前のブログで「日常から少しだけ逃亡しませんか?」と提案しましたが、皆さんは単に「逃げる」のではなく、ここで「自分なりの豊かな時間」を能動的に見つけ出しています。

■ なぜ今、都会の「煌びやかさ」より、里山の「地味」なのか。
今の世の中は、SNSを開けばどこもかしこも「煌びやかな正解」で溢れています。でも、常に自分を飾り、誰かと比較し続ける毎日は、知らず知らずのうちに心を擦り減らしてしまうものです。
和心村を訪れる皆さんが口にするのは、「何もない地味さが、逆にいい」という言葉でした。
- 15匹の猫がこたつで喉を鳴らす、作為のないぬくもり。
- おしゃれなリュックを置き、竹籠を背負って歩く里山の道。
- 自分の手で薪を割り、火を育てるという、地味な手間。
これらは都会の「便利さ」や「煌びやかさ」の対極にあるものです。しかし、その飾らない手触りこそが、今の若い人たちが心の底から求めていた「本物の休息」だったのだと、皆さんの笑顔を見て確信しました。

今回の反響を通じて確信した、もう一つの新しい潮流があります。それは、「どこかへ行くために泊まる」のではなく、「和心村で過ごすために来る」という方が圧倒的に増えたことです。
チェックイン時にお渡しする『里山の嗜み帖(たしなみちょう)』。これを受け取った瞬間から、皆さんの旅の主役は「外」ではなく「村内」へと移ります。
ヤギの顎を撫で、大きな犬と手を重ね、生き物本来のありのままの姿を嗜む。観光地を忙しく巡るよりも、この地味で深い時間を使い切る。そんな「宿が目的地になる旅」の心地よさを、皆さんが教えてくれました。
■ スマートフォンは、情報を追うためではなく「記憶」のために。

- 膝に乗ってきた猫の重み。
- 自ら熾した火の揺らぎ。
- 森を抜ける風の音。
そんな、二度と来ない「今」を丁寧に切り取るための、大切な記録ツールとしてスマホが使われています。情報の波から一時的に避難し、自分の感性だけで目の前の豊かさを切り取る。そんな皆さんの姿は、とても自立していて、美しく見えます。

■ 最後に:この「地味な豊かさ」を、もっと多くの人へ。
2月の開始時には、これほどまでに「地味」な里山の日常が、若い人たちの感性に響くとは想像していませんでした。
便利さや煌びやかさに少しだけ疲れてしまったら、いつでも和心村へ帰ってきてください。作為のない動物たちと、15匹の猫たちが、今日も変わらない「地味で豊かな時間」を用意して待っています。
学生限定プランは、常設プランとすることに決めました。
公式サイトからのご予約が、一番「最安値」となっています。
里山の静寂の中で、皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。

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